一弥矢野 車内での灯油こぼし、やってしまいがちな事
冬の季節になると必ずと言って良いほど入庫する車内で灯油をこぼしてしまうというケース！
家に着いた時にポリタンクが倒れていてこぼれてしまった・・・
少量でも車内に充満する灯油の臭い、皆さんしてしまうのがこれでもかと消臭剤をかけてしまう・・・
これ絶対ダメ！NG行為です！
今回、入庫いただいた車も少量しかこぼしてないけど臭いがひどく消臭剤、水、洗剤をかけてしまっており入庫時点でフロアカーペットはビチョビチョ・・・そればかりか臭いも。
フロアカーペットの下はどのような形状かご存知ですか？
凹凸がありこの凹凸に染み込んだ液体が溜まってしまうんです・・・
フロアカーペットの厚みも
分厚く綿状のスポンジなので染み込んでしまいくぼみに溜まった液体が乾くには相当な時間が必要になり乾く前に別の臭いやサビといった原因にもなります。
ここで上記のなぜ消臭剤がダメなのか？お分かりと思います消臭剤をいくらかけても染み込むばかりで状況は悪くにしかなりません！
今回もフロアカーペットを剥いで見るとご覧の通り
これじゃ臭いなんて消えるわけありません。
万が一灯油をこぼした場合は？
対処として新聞紙などでこぼした灯油を吸い取ってください、次に乾燥させる事、灯油はガソリンほど速くはないですが揮発性があります、まずは乾燥させる事が重要かと思います。
ここまでしてご相談していただくだけでもクリーニング料金も安くすみますし日数を要さずお返しできるかなと。
今回のお車は年内にお返しは厳しく消臭剤等をかけてしまったことにより重症化しており新品のフロアカーペットと値段を比較した時に交換した方が安く短期でお返しできる交換作業で進めさせていただきました。
嘔吐や粗相のクリーニングもそうですがご相談いただく前の適切な処理が重要になってきます！
こんな時はどうした方が良い？などご相談だけでも構いませんのでご自身で間違った処理をする前にご相談ください。